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執筆者の写真檜垣 祐一

中小企業こそやるべき!!人材活用を加速させる10年、20年の時間軸を共有する方法

中小企業が

人材育成を進めるうえでも

人材活用をすすめるうえでも

大切なことがあります。

それは、

“未来の姿を共有する“

ということです。


綺麗ごとのように超える

若しくは

当たり前のように聞こえる

これらのことがいかに難しく

いかに大切かについて説明します。


① なぜ、中小企業にとって人材と10年、20年先の姿を共有することの大切なのか

② 人材と会社の未来を共有する前に注意すること

③ 人材と会社の未来を共有するとはどういうことか




① なぜ中小企業にとって人材と10年、20年先の姿を共有することが大切なのか

大手企業というのはそのブランド力、雇用の安定度(・・・・?)がある故

会社が望まなくても(程度の差こそありますが)

従業員は会社に長くいてくれますし(しがみつく?)

長く勤めようと考えるものです。

  長く勤める方が人生、安定するように思えますからね。


では、中小企業はどうでしょうか?

基本的に中小企業の従業員は

その会社のブランドに魅力を感じていることは少ないです。

よほど、その会社の理念に共感しているとか、

事業内容や目指すもの、提供するものが素晴らしいと考えて

自己と同一視でもしないと

基本的に「この会社に長くいたい」とは思わないでしょう。

正直、私も会社員時代はそうでした。


どちらかというと、

自分のキャリアのステップアップのために

如何に利用するべきかしか考えていませんでした。

(もちろん、営業なのでノルマのクリアはキチンと考えていましたよ)


しかし、経営するものにとって、

給与を支払いう以上は会社の発展に向けて

主体的に動いてほしいと思うものですよね。


実際、

会社の未来の姿に

自分がどれだけ必要とされているかを感じることができれば

従業員もやる気を出します。

何より、不思議な力が湧いてきます。


では、なぜそれができていないのか。

経営者と従業員の間にはぬぐいがたい

大きく決定的な溝があるからです。


② 人材と会社の未来の姿を共有することの前に注意すること

正直、従業員というのは経営者が考えていることを理解しようとはしません。

自分たちの日々の業務と生活と金銭と心の余裕が最優先です。

会社の理念に共感し、

それの実現がわが人生

みたいなことは考えません。


仮に言っていたとしても表面だけでした。

共感しているように見せなければ社内に居場所がなくなるような

同調圧力があっただけですね。

(少なくとも、私はそうでしたし、周りも口に出さないだけでそうでした)


そのため、

“会社の理念について話し合おう”とか

“会社の未来について一緒に考えよう”

などの言葉で正面から言っても無駄です。


従業員からすると、しらけるだけで

正直

「また面倒くせぇこと言い出したよ」

「また、世間知らずの○代目社長が自分カラーをだすのに粋がっているよ」

くらいにしか思っていません。


根本的に中小企業に勤める従業員は

会社を信用なんてしていません。

如何に自分たちの生活のために

目の前の課題をこなしていくかにしか興味がありません。


経営者にとってそれは悲しいことではありますが

決して、責めるべきものではありません。

そんなものなのです。


人間、そんなに10年、20年先の人類や社会、会社の未来なんて考えて

日々を生きたりはしません。

(多分、三下の政治家だってそうですね)

それを考えているのは会社経営者だけです。


では、諦めればいいのか?

そうではありません。

なんでもそうですが、

人間関係において大切なのは

“モノの言い方”なのです。


根本的に、現代の中小企業において、

会社の未来の姿と自分の未来の姿を重ね合わせる場面が

設けられていないのです


  




③ 人材と会社の未来の姿を共有するとはどういうことか

では、未来の姿を共有するというのはどういうことか

ここではきれいごとではなく、

現実的な話の進め方です。

それは

「10年後の会社がどうなっていて、

 そこのどのポジションを○○君にどのような風にになっていて欲しいか」

「そのためのロードマップを一緒に描き、

今から10年間をどのように業務や勉強に励むか」

ということを共有するのです。

具体的であれば具体的であるほどよいですね。


人間、必要とされていると思えば張り切るし

力が湧いてくるってもんです。

10年後の会社の未来の姿に

自分がどのように求められているかをイメージできればよいのです。


裏を返せば、

10年、20年後の会社と個人の姿、関わり方を

共有できていない中小企業がどれだけ多いことか。

社長が思っている以上に

従業員には伝わっていません。

基本的に、

何も伝わっていないと思うくらいでちょうどよいです。


大手企業にはこういうことはほとんど必要ないのです。

ほとんどパズルのピースみたいなものですからね。

しかし、中小企業には必要なことなのです。

中小企業にとって、人材はパズルのピースではないのです。

会社を回す歯車であり

大切な担い手なのです。

ここでいう歯車は非常に前向きな意味ですからね。

パズルのピースはなくてもパズルは飾ることができますが

歯車はないと、全体が機能しなくなりますからね。



そして、注意してほしいのが

「社長になってほしい」とか見たいな

見え透いた嘘はやめましょう。

しらけるだけで、

聞く側も本気にはなりません。

(私が会社員時代に勤めていた会社がそれやっていました)


  さらに注意が必要なのが、

  これらは、会社や経営者の側も  

  会社の10年、20年先のビジョンをきちんと描けている必要があります。

  中小企業において、

  社長が思い描いていない未来のビジョンを

  従業員が思い描いているなんてことはあり得ませんからね。  



④ まとめ

さんざん、

身も蓋も救いもないことを申しましたが。

  やるべきことは

  〇会社の10年、20年先の未来の姿をきちんと描き、発信する

  〇10年、20年先の社長が思い描く会社の姿とポストをどのように担ってほしいか、

   育ってほしいかをきちんと伝える。


  要は

  “会社の未来に君が必要だ!!”

  ということをちゃんと、伝えてください。

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