中小企業にとって人材の貴重さというのは
大手企業とはまた違ったものですよね。
限られた貴重なリソースを割いて採用した人材
うまく育ってほしいし、
腐って辞められたり、休職されては困りますよね。
意外と細かなところに、
その原因になることが潜んでいたりします。
今回は、ミスをしたときの声のかけ方についてお話しします。
①よくやってしまう声のかけ方
②声のかけ方のミスによる悪影響
③正しい声のかけ方
① よくやってしまう声のかけ方
若手を腐らせてしまったり、委縮させてしまう場面。
それは “ミスをした時”
ですね。
これは、中小企業に限った話ではないのですけどね。
若手がミスをしたときに、先輩が言いがちな一言。
それは
“何やってんだよ!!”
この一言はとっさに出てしまう言葉かもしれません。
しかし、これは
“伝えるべきこと”
ではなく “言いたいこと”
ですね。
自分本位に言いたいことと、
人材育成、仕事を進めるために“伝えるべきこと“は明確に分けるべきですね。
② 声のかけ方のミスによる悪影響
この
“何やっているんだよ!!” という言葉には大きな悪影響があります。
この一言は
ミスした若手に二つの悪影響があります。
〇委縮させる
〇腐らせる
この二つです。
ミスした若手は基本的に
ミスを認識した段階で
落ち込んでいるし、反省しています。
そこにこの
“何やっているんだよ”
という一言は傷口にしを塗る行為になってしまいます。
その段階にこの一言を言うことで
得られる建設的な効果はありませんね。
もし、この一言を言っていい場面があるとしたら
ミスした若手が
全く反省していないときだけですね。
③ 正しい声のかけ方
では、ミスした若手に対してはどのような言葉をかけるのがよいのか?
それは以下の二つのことですね
〇ミスへの対応策
〇今後の再発防止策(原因究明を含む)
〇ミスした若手へのメンタルケア
あっ!!
三つですね
言葉にしてみれば、当たり前のことですね。
しかし、このような当たり前のことを当たり前に実行していくことが
難しく、かつ大切なのです。
意外と、できていないマネージャーや先輩というのが多すぎるのが現場の実態です。
④ まとめ
仕事である以上、一言一言にきちんと意図と意味を込める必要があります。
感情的に
“いいたいこと”を言うのではなく
“言うべきこと”言うことを徹底する必要があります。
中小企業が適切に人材育成を進めていくためにも。
より、円滑に業務を進めていくためにも
発する言葉をどうとらえ、発していくかも含めて
その会社の“社風”となりますね。
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