社風なんてモノはそう簡単に変わるモノではありませんよね。
ましてや、社長が社風を変える必要がない場合はなおのことですね。
しかし、社風というのが人材育成、人材活用に大きな影響を及ぼすと思えば
そう悠長なことを言ってもいられませんね。
今回はそんな、社風が人材育成と人材活用に与える影響と
人材育成、人材活用が進みやすくなる社風の作り方についてお話しします。
① 社風が人材育成と人材活用に与える影響
② 社風を変えるためにできること
③ 人材育成と人材活用が円滑にいくための社風のための具体的な第一歩
① 社風が人材育成と人材活用に与える影響
社風が悪いと人材育成がはかどらないというのは
なんとなくわかりますよね。
しかし、社風というものが漠然としたものであるせいか
それが及ぼす因果関係もまたぼんやりしがちです。
社風が悪いことによる人材育成がうまくいかなくなる要因となるのは
以下のようなお
(ⅰ)風通しが悪くなる
(ⅱ)先輩が後輩を安定的に指導する習慣にならない
(ⅲ)教えるノウハウが組織に蓄積されない
これらが人材育成と人材活用の進展を阻害する要因となることが多いでしょう。
これらの一つ一つの改善については
それぞれ別紙で詳しく説明しますね。
社風が悪いと社内のインフラが健全に機能しなくなり
機能不全を起こすということです。
② 社風を変えるためにできること
まず、根本的なことですが
社風というのは会社の姿を形作る根本的なモノです。
それ故にそれを変えていくには
時間をかけるか
劇薬を投与するかのどちらかが必要がありますね。
劇薬として一番即効性があるのは
人を変える、入れ替える
ということですね。
あらゆる分野で
短期的に組織改革、体質改善に成功したケースで見られるものですね。
注意が必要なのは
あまりに入れ替えすぎると、社内業務がストップしてしまうということです。
社内業務が止まらないようにマニュアル化や
業務のキーパーソンやフローの管理には細心の注意を払う必要があります。
裏を返すと、手を動かす人材ではなく
組織の長であったり、お局さんを入れ替えるというのは
ピンポイントながら効果は大きいです。
組織の長が弛緩した空気を作っていると
その部署全体が弛緩します。
一方で、部署の長がピリッとしていたり、
理にかなった思考と行動をする人だったりすると
組織は直ぐに締まりだします。
お局さんについては以前の記事
という記事に詳しく述べています。
良かったら、こちらもご覧ください。
③ 人材育成と人材活用が円滑にいくための社風のための具体的な第一歩
人材を一気に入れ替えるのは勇気も必要ですし
劇薬といえば劇薬です。
社内での反発もありますし。
よほど、主導する人間に人望と統率力がないと
組織が瓦解しかねません。
そんな冒険できないと思うのが常ですよね。
では、社風を変えていく方法がないかというと
そんなことはありません。
ちゃんと方法はあります。
経営層と管理職
管理職と現場の人間
といった組み合わせで
会社の理念や目指すところなどを話し合う場を持ちましょう。
詳しい手法については
にて説明しています。
こちらも是非、ご覧ください。
従業員と思いや目線を共有するためには
何よりも信頼関係が大切になります。
しかし、信頼関係がそんなに簡単にできるのでしたら
誰も苦労しないですね。
信頼関係の形成には時間がかかるものなのです。
それを、改めて作り出すには
やはり、プロセスが大切になりますね。
従業員と会社の理念や未来、ステップを共有していくための手法としては
ES研修(Employee Satisfaction研修)などを用いてみるのもよいかもしれません。
ES研修とは従業員のモチベーションを向上させて、
結果的に顧客や取引先への態度や仕事ぶりを向上させ、
会社の業績向上につなげていくための研修になります。
研修というと机に向かって話を聞くセミナーの様なものをイメージするかもしれません。
経営層と管理職
管理職と現場の人間
などの立場の違う人間同士の
信頼関係と共感を構築するために大切なのは
プロセスです。
それを共有していくまでのプロセスがとても大切になってきます。
頭ごなしに押し付けられても
綺麗ごとと捉えられてしまっても
効果は薄いでしょう。
「なるほど、経営者は本当にそういう風に思っているんだな」
と少しでも感じてもらえる時間やプロセスが必要になってきます。
ES研修(Employee Satisfaction研修)にも色々な形式があります。
机に向かって話を聞くだけのセミナー形式のものもあれば
皆で顔と膝を突き合わせて
「ああでもこうでもない」と話し合うディスカッション、ワーク形式のものなど
様々です。
今回のように社風を変えるために
経営者と管理職
管理職と現場の人間
といったような立場の違う人材同士の理解と共感を作り出すためには
ディスカッション、ワーク形式の
ES研修を行っている会社に相談してみるのもいいかもしれませんね。
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